まさか優真が浮気をしているなんて。
まさか二人がまりあを裏切っているなんて。

「くそっ………。」

思わず声が出る。
まりあを騙していた二人が許せないのか
それとも、この事に気付かなかった自分に
ムカつくのか
分からないが何故か

すごく悔しかった。

―数日後―

まりあには何も言えないまま
あの出来事を見た日から
何日か過ぎた。

いつも通りに起きて学校へと行く準備をする。
窓の方を見るとまりあの部屋のカーテンは開けられていた。
もう学校へ行ったのだろうか。
まりあの姿はない。