私は意地悪旦那が大好きです

……まぁ、あんま驚かねぇが。


『あれ?驚かないの?』


「別に…なんとなく分かってたし。ま、とりあえず千里にとられなきゃいい訳だろ」


『何?旦那の余裕、ってか?』


と言って笑う琴羽。


「そんなところだ。じゃ、後3日したら帰るから。翠と美翠よろしくな」


『おう、まかしとけ』


ピッと電話を切った。