あの日から3日、顔の腫れが酷いまま宿泊学習となった。
『行ってきます。』
初めての泊まりで不安だった。
それ以上に、何故か不安だった。

宿泊学習から帰ってママの車がなかった。
みらちゃんに聞いたら買い物に行ってるよ。って言われて、信じて待っていた。

夜になっても帰ってこなくて、
早くママに「お帰り」っていってほしくて
ずっと待ってた。

頭の中は『連れてくって言った。おいてかれてない。用事があるだけ。』泣きながら待った。
朝になった。父親が夜勤から帰ってきて、悪夢が始まった。