南方さんはきゅうりの浅漬けに落ちたひれかつを箸でつまむと、口の中に入れた。
ごめんなさい、南方さん。
「あの…もしお詫びと言っては変ですけど、どれか好きなの持って行ってもいいですよ?」
あたしは言った。
「えっ、悪いよ」
「でも浅漬けにひれかつを落としちゃったので…」
「1つ聞いていいかな?」
南方さんが言った。
「はい」
返事をしたあたしに、
「フミちゃんって、もしかしてきゅうりが嫌いなの?」
南方さんが聞いてきた。
ごめんなさい、南方さん。
「あの…もしお詫びと言っては変ですけど、どれか好きなの持って行ってもいいですよ?」
あたしは言った。
「えっ、悪いよ」
「でも浅漬けにひれかつを落としちゃったので…」
「1つ聞いていいかな?」
南方さんが言った。
「はい」
返事をしたあたしに、
「フミちゃんって、もしかしてきゅうりが嫌いなの?」
南方さんが聞いてきた。



