甘い誘惑~Sweet Refrain~

ドンッ!

「きゃあっ!?」

「うわっ!?」

弾き飛ばされたと思ったら、あたしはドシンと地面に尻もちをついた。

「イタタ…」

もう、誰よー!

「大丈夫!?」

声をかけてきたその人物に視線を向ける。

「あっ…」

まじめ男!と、言いかけた口を隠すように手でふさいだ。

セーフ。

って言うか、こんなところでまさかのまじめ男と遭遇だなんて!

あたしはふさいでいた手を離した。

うーむ、タイミングとか時間の問題と言うのは本当のようだ…。