さて、全ての武器を利用して誘いに行くとしますか!

と思ったら、
「いない…」

そこには誰もいなかった。

いつの間にいなくなったんだ!?

ハッと我に返って腕時計に視線を向ける。

「ぎゃーっ!

5分過ぎてるー!?」

あたしはバタバタとその場から逃げるように走り去ったのだった。


飲みに行きましょう作戦を企ててから、あれから数日が経った。

「はあ…」

昼休みのトイレで、あたしは息を吐いた。

まじめ男と会わないのだ。