前の学校の時は
高校からの声はすでにかかっていて
あたしの中でもどの高校に
行くかは決めいていた

でも引っ越しちゃったけど


「ねぇ!藤崎さん!」


あたしに話しかけてきたのは
同じクラスの松山さん


「……なに?」


「さっきのプレーなんだけどね――」