「……はぁ…。」


嵯峨先輩のことが好きなんだと自覚してから
毎日のようにフラれた夢を見る…


「そうだよねー…」


私は1度フラれてる身なんだと
自覚させられる。


過去の私が聞いたらきっと呆れるだろうな…


懲りずにまた好きになりやがってって。


「藤崎?朝ごはん出来てるぞ」


時は早いもので
11月にさしかかろうとしていた―――