海辺の元で

家に着いた時は、深夜の1時を回っていた。
玄関で眠ってしまった父を純平が寝室まで運んでくれた。

それから、父に水を少し飲ませた母。

私は、リビングに純平を休ませ、水をあげた。

「サンキュ!」
水を、美味しそうに飲んだ。
「あ〜!楽しかったぁ〜ふぅ〜!」

「疲れたでしょ?父を抱えて、ありがと♪♪」

「ぜーんぜん!楽しかったよ。」
純平の笑顔は弾けていた。
純平は、時計を見て
「あぁ、もぅこんな時間か!荷物つめないと!」

「荷物つめたら、終わり?」

「あぁ」


「じゃあ、私手伝うよ」

「え?!良いよ。後少しだし。」

「後少しだから、私がやるの!」
意地になった。

「なんだよ、それ。」
「良いでしょ?」

「いや、良いけど〜、そんなに俺の下着みたい?」
にやついた純平。

「ば〜か!もう、知らない!」
ブチっと来て、怒った。

「冗談だよ!お願いします!」

「まったく!」

「あ〜こわい」

「なんか言った??」

首を横に振った純平。