キミの宝物



いつのまにか私は眠りについていた。


腕時計に目をやると、時刻はもうすぐ1時になろうとしていた。


それと同時にお腹がぐぅっとなる。



お昼ごはん食べよう・・。


今日はお弁当を持ってきたから教室に向かった。

正直行きたくないな。


憂鬱な気分で廊下を歩いた。


私のクラス、1年C組にはいる。



教室中を見渡すと、みんなが私を見ながらクスクスと笑っていた。



・・なに?



自分の机にむかうと、その原因がわかった。



__机の上には、がさつな文字で【ブサイク】【男たらし】 【最低】いろんな文字が並んでいた。


グッと涙をこらえる。


ここで泣いたらなんだか負けた気がして。