キミの宝物



その瞬間、ガラガラッと音をたてて、亮介が教室に入ってきた。



教室中の雰囲気がもっと深刻になる。


私はこの場から耐えれなくなって教室から飛び出した。


逃げることは好きじゃないけど。



今はなによりも胸が痛かった。


とても張り裂けそうだった。



友情が、切れかかっている。



私の恐れていたことが現実になろうとしてる。



そんなの、やだよ・・。



屋上にあがって、ゴロンと寝ころんだ。



真っ青な空。


私の心とは正反対。



「言いすぎたよね・・」


今となってとても後悔している。