キミの宝物



あんなにつらそうな萌菜、初めて見た。


もっとはっきり、亮介のこと振るから安心してって言ったら泣きやんでくれてたかな?
今になって、萌菜にかける言葉が次々思い浮かぶ。


私、最低だ・・。


鼻の奥がツンとして、気づけば私も涙を流していた。


私のせいで・・いつもの3人が崩れてしまう。


そう思うと怖くて仕方なかった。



布団の中に潜り込んで、目を閉じた。


思い出すのは、亮介の真剣な顔と萌菜の泣いた顔。
そして、爽汰の温かい笑顔と美律先輩の冷たい目。


1日のうちに、いろんなことが起きすぎて、頭がおかしくなりそう。


気づけば私は、深い眠りに落ちていた__。