「お前まだ忘れてねえの・・?」



亮介は私のあとに慌ててついてくる。



「忘れてないんじゃない。」



あの日の記憶。



あの時の1秒。



鮮明に私の頭の中に焼き付いてるの。




「?」




「忘れられない。」



私は・・人殺しだから。