そう言われてみればそうだ。
2月15日が亮介の誕生日。
「んー、なにあげよっかな」
欲しいものなんて全然聞いたことないし。
かといって、なにが欲しい?なんて聞いてもばれちゃうだけだし。
「ずっと一緒にいてわかんないものなの?」
「それがわかんないんですよ。」
「ほんとに、愛果って亮介に興味ないよねー」
「まぁねー」
「逆に、愛果が興味持つ男子っているの?聞いたことないけど。」
ズキンって心が痛んだ。
あの事故が起きて以来異性と関わったり好きになるのが怖くなったなんて言えないし。
「うちの興味もつものはバスケだけですから♪」
「なにそれー」
伊織はクスクスと笑って別の話題に切り換えた。
なんとか乗り切れたかな?

