ほんとは、気づいてるの。
なんでもできるキミが羨ましくて嫉妬してるってことくらい。
なんで素直になれないんだろう。
キィと屋上のドアが開いたかと思うと、萌菜と亮介が恐る恐る私に近づいてきた。
「あのー・・、なにがあったの?」
萌菜は私のなんともいえない雰囲気に言葉をかけづらい様子だった。
「別に大したことなかったよ」
「ふーん。爽汰はなんか怒ってる感じだったけど?」
亮介の勘は鋭い。
いつも見破られてしまう。
「まぁー、キツいこと言っちゃったんだよね。」
「いつも笑顔でいる爽汰を怒らせるってよっぽどだぞー」
亮介はあきれたように笑った。

