キミの宝物




≪調子のらないで≫


なんて冷たすぎたかな?
ううん、いいんだ。あれくらい言わないとダメなんだ。

でも、デートするんだって言ってたときのうれしそうな顔。
今でも頭にやきついてる。



「次、シュート練!」



監督の声で我にかえった私。

だめだ、部活に集中しなくちゃ。







____「ありがとうございましたっ!!」




「ふぅー、今日もたくさん汗かいたー」



伊織はペットボトルに入っているスポーツ飲料水を飲んだ。


「あ、私もちょーだい♪」



伊織からそれをもらう。



「あ、亮介いるよ?」


指さすほうをみると、体育館の入り口でキョロキョロしてる亮介の姿があった。