「爽汰くんとは話さないの?」


「話すつもりだよ。部活後に。」


「そっか・・思ったこと全部言うんだよ?」


「うん・・」


「後悔しないように頑張れよ。」


「うん」


萌菜と亮介が言ってくれたとおり。


ウタ以外にも支えてくれる友達はたくさんいた。


伊織。萌菜。亮介。沙織ちゃん。千郷ちゃん。


みんながいる。そう思えば頑張れる気がした。



「私、負けないよ」



そう。心から思った。