屋上に着き、伊織に昨日あったことを話す。


そして事件のことも___。




私はウタに人に頼ることの大切さを学んだから。


前よりも人に相談することが怖くなくなった。



話し終えると伊織はぶわっと泣き出してしまった。



「え、伊織?!なんで泣くの?!」


「だってぇー・・あたじっ愛果のことなにもわがっでなかっだー・・」


わんわんと小さい子みたいに泣きじゃくる伊織。



「いやいや、私が相談したかっただけだよ!だからそんなに泣かないで!」


「うん・・」


伊織にティッシュを渡していったん落ち着くまで見守った。


なんか相談したつもりがなんで慰めてるんだろう・・