キミの宝物






学校へたどり着いて、急いで3階へと階段を駆け上った。



バスケ部で走りこみに慣れていてよかったと今思える。



1階,2階と通り越してとうとうたどり着いた3階。



呼吸を整えて教室へ1歩1歩進んだ。


どうか、ウタがいますように。



1歩手前の教室まで来たところで、誰かの声が聞こえることに気がついた。


こっそりのぞいてみると、そこには____



美律先輩とウタの姿があった。




「ウ・・」


出したくても出ない声。


さっきまでの自信はどこへいったのか、足の震えが止まらなくなっていた。



それもつかの間。


美律先輩はウタの肩に手をかけてキスをした。