キミの宝物




その後、私はこっそり学校を抜け出してあの、踏切のある場所へと向かった。

少ししおれた花を見て私は、ふうっとため息をついた。


きっと。大丈夫。


もう、このもやもやした気持ちから抜け出したい。


グッと手を握りしめて気持ちを落ち着かせてスッと立ち上がった。


ウタに早く会いたい。


ごめんと言いたい。


今まで隠してきた私の嘘を告げたい。


私はウタのいる学校へと走り出した。


今日は先生の会議があって下校時刻が早いから、もうみんな帰ってしまったのかもしれない。


それでも私のクラスでもあるウタのクラスへと向かった。


走っている途中こんなことをふと思った。



   もしウタに別れたいと言われたら?



それでも私はきっとこの先もあきらめない。ウタのこと。

私に希望を与えてくれた。笑顔や勇気をくれたウタのことを。


ずっと、この先もずっと愛せる自信があるから____