でも時間はすぎる一方で、とうとうお昼御飯の時間になってしまった。
お弁当を持って私の席に集まる、萌菜と亮介。
「さて、早速話してもらおっか。」
萌菜は、私の目を見る。
「・・うん。昨日ね・・」
途中で、泣きそうになって言葉がつまりそうになること何回もあったけど、震える手をおさえて私なりに一生懸命伝えた。
話し終えたら、安心感からなのか涙が一気に溢れ出た。
亮介と、萌菜は黙ったままなにも言わない。
やっぱり嫌われちゃったのかな・・。
「愛果・・」
亮介が口をひらいた。
言葉を聞きたくな
「つらかったよな。話させてごめん」
パッと顔をあげると、亮介は私の頭をポンポンと撫でた。
よけいに溢れる涙。
「誰にも言わないから。安心して?あと、1人で抱え込むことないよ。うちらがいるじゃん。」
いつもの明るい笑顔で、私に安心感を与えた。

