キミの宝物



それから担任の先生が入ってきて、担任の先生の自己紹介がおわり、そのあと教科書の配布やら提出物の話やらいろいろ行って、午前11時くらい。

やっと下校時刻がやってきた。



なんだかんだで時間を過ごしているうちに、名簿で前の席の沙織ちゃんと後ろの席の千郷ちゃんと仲よくなった。



「あーねえ、雨」


千郷ちゃんは窓から外の景色を見つめながらそうつぶやいた。


「うわあ、ほんと。傘もってきてないよー」



朝なんでちゃんと天気予報見てこなかったんだろう。


今になって後悔。


「じゃあダッシュして帰ります!沙織ちゃん、千郷ちゃんばいばい!」



2人にヒラヒラと手を振り家へとダッシュで向かった。



もう、髪の毛も制服もびしょぬれ。


家に帰ったらすぐお風呂はいろーっと。



走りながらのんきにそんなこと考えてると、前方に透明傘の中にいる男女の姿が見えた。