近くにあったファミレスに着いた。
私は特に食欲がなかったのでパフェだけ頼んだ。
「なんだなんだ、ダイエットー?」
ウタは私の顔を心配そうにのぞきこむ。
「ちがーう食欲ないの」
「まさか妊娠・・」
「え、おまえらヤったの?!」
「「あほ。」」
亮介の珍発言に、うちとウタは口をそろえてつっこんだ。
萌菜はその光景を見ながらクスクス笑っている。
なんだかこの雰囲気いいな。
「ウタ、ありがとね。うちらの関係直してくれて」
「んぇ?」
運ばれた料理を口いっぱいに詰め込んで、だらしない返事をするウタ。
「遊ぶとかそういう機会なかったら、わたしたちまだ曖昧な関係だったかもね」
萌菜は苦笑する。
「そーだな。ありがと爽汰。」

