「わぁ!!白井さん!!雪!雪です!!」
「そんなもん珍しくもないだろう…」
「私にとっては珍しいんです!」
「はぁ…」
「見てください!!膝までありますよ!!」
「はしゃぐな、恥ずかしい」
「白井さんは雪って名前のくせに雪が嫌いなんですか?」
「……ちげぇよ」
「え?」
「なんでもない、しょうがないから遊んでやる」


白井さんは雪を投げてきた。
それは見事に私の顔面命中。

「ひ、酷いです!!!」
「どんくさいお前が悪い」
「お返しです!!!」

倍返しと言わんばかりの大量の雪を白井さんに向かって投げつけた。

「テメェ……ッ」
「アハハハッ!!!」
「フッ……子供」
「え?何か言いました??」
「何もねぇよ、ホラ遊びは終わりだガキ」
「が、ガキ!?」
「ギャーギャー喚くな。鬱陶しい。」
「白井さんからやってきたくせに……」
「あ”?」