「んっ!?」

私の唇に白井さんの冷たい唇が触れた。
そして口の中に水とともにカプセル剤が侵入してきた。

それは一瞬の事で、すぐに離された。
白井さんは何食わぬ顔でもう一度別の薬を含もうとする。


「あ、あ、あの!!じ、自分で飲めますッ!!」
「遠慮するな」

反対を押し切り、また口移しをした。
こんな事したら白井さんまで……うつっちゃうのに……ッ

白井さんの胸板を必死に押して抵抗するもののびくともしない。


「んっ……ぅ」
「変な声だすな、変態」
「へ、変態なのは…どっちですか……ッ」
「俺はただお前に薬を飲ませただけだろう??」
「うっ……」

不適な笑みを見せる白井さん。


一生白井さんにかなわないと感じた今日この頃。