結局私が白井さんの家に着いたのは8時頃。


「遅い」
「す、すみ…ませんッ」
「行くぞ」
「え、ど、どこに…」
「買い物だ」
「え、あ…はい!」
「フッ、君はいつもその返事だな」
「え、あ…スミマセン!」


白井さんは私を置いてスタスタ歩き出した。
まさか買い物の為に私を呼び出したと!?
どんだけ自由人なんだよ!

私はトボトボ白井さんの後をついていった。


「電車に乗り遅れる。早くしろ」
「は、はいぃ!!」