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ジリリリリリ・・・・・
耳障りで五月蝿すぎる目覚まし時計に、瞳をうっすら開けるとカーテンからの木漏れ日で朝だと気が付く。
耳を抑えながらそれをバシンっと乱暴に止める。
私、あのまま寝ちゃったんだ・・・。
ふわあ、っと大きく欠伸をする。
と、視線の先に入ったスマホが光っていた。
「あ・・・」
もしかしたら、なんて期待を胸にそれを開けば。
一つは昨日の夜、なつからのものだった。
そしてもう一つ。
「ゆ、うき君・・・」
それは夜中に来ていた。
時間なんてもうどうでもいい。
ただただ、祐気君から連絡が来ただけで私は十分だ。
だけど―――――。
