急いでそれを手にとる。


が。


それは私の期待した人物からではなくハア、とため息を零しLINEを見ないまま、またスマホをベッドに投げる。


そのまま私自身もベッドに大の字に寝転がる。

ただ天井の一点を見つめながら、何も考えることができず。


付き合って間もないのに、なんだか変な雰囲気に戸惑いを隠せない。


だって付き合ってから昨日まで毎日欠かさず連絡を取り合っていたのに、どうして今日だけ・・・。


それは祐気君だけじゃない。ゆうも、なつだって、普段今日みたいにいきなり抱きついてきたりなんてしない。


手探りで暗闇の中、答えを必死に探しても、正答はどこにも見いだせないまま気が付けば、深い眠りについていった―――――。