佑気に支えられながら教室まで来た私をなつが迎え入れてくれた。


「ちょ、ゆき大丈夫?!どうしたのその足!」

「えへへ~。ちょっと転んじゃって」


ケンケンで自分の席に着くと、私の前にある人物が立った。

顔を上げればそこにいたのは。


「ユウキ君!」

「彼氏とは、もういいの?」

「うん。ありがとうね」



あ~ダメだ。


思い出すだけで頬が緩む。


「ゆき、顔きもいよ」

「はあああ??本当失礼だよね!ユウキ君!」