「う、ん」
思わずそんな彼から瞳を逸らしてしまう。
その瞬間。
ドサッ、という音が聞こえたかと思うと今度はドンッ、という鈍い音と同時に背中に痛みが走る。
こ、これは・・・。
噂の壁ドンってやつですか!!
両手を上で拘束され、目の前には佑気君と逃げ場のない状況に戸惑いを隠せない。
「ゆ、うき君・・・?」
「お前さ、何矢部に勝手に触らせてんの」
「え」
「お姫様だっことか何、お前。ふざけんなよ」
初めて怒る佑気君が怖くて、何も言葉が出てこなかった。
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
設定されていません
読み込み中…