ぬくもり 【完】





「謝んなくちゃいけないのは、俺の方なんですから…。」



五月くんが何を言おうとしてるのか、さっぱりわからない。
 


「美結先輩が弱ってるのに漬け込んで、悪いって分かってたけど、抑えられなくて…。」



そう言った五月くんは、急に私を自分の方へ引き寄せる。





「五月くん…?」