ぬくもり 【完】





***



眩しさに目を覚ます。



私は知らない部屋のベッドにいた。



ベッドサイドのマグカップをぼんやり眺めて、私昨日、五月くんと寝たんだ。



そう思った。




背中に感じるぬくもり。



男の、程よく筋肉のついた腕が目に入った。



これが松川くんだったら…。



そう思ってしまった私は、一体何なんだろう。