ぬくもり 【完】






五月くんの熱い舌が、私の口内を侵す。





 

ココアの味がする。







そう囁いて微笑む五月くんを、私はただただ、眺めてた。



五月くんの声が響く。




「俺が、忘れさせてあげましょうか?先輩。」








私は小さく頷いた。