親指で、私の涙をすくって、優しいキスを落とす。 マグカップはベッドサイドの机に置かれ、私は五月くんに押し倒される。 松川くんとは違う。 五月くんの優しい行動に、松川くんの私に対する荒さを知る。 ああ、私はどうでもいい女だったんだ。