「豹?聞いてる〜?」
「え?」
「もぉ〜。
さっきからずっと上の空だよぉ?
何かあるの??」
「別に何もねぇよ」
くそ…情けねぇな。
気になって仕方がない。
見てしまうのはくーの席。
アイツ…レオと飯食ってんのか?
レオ優しいからな。
くーに合ってるよ。
そう強がりながらも、目線はくーの席。
くそ…ムカツク。
「ねー豹、今日うち寄らない?
「遠慮しとく…」
そんな気分じゃねぇし…
「え~?いっつもすぐにOKしてくれるのに~」
うぜぇ…
こいつはセフレの中でも長い付き合いの悠里。
こいつもこいつで割り切ってるから付き合いやすい…。
「うるせぇな。そういう気分じゃねぇから」
「も~」
くそ…イライラする。
俺は午後の授業をサボることにした。