やっと軌道に乗った時だろうか。
会社は全焼した。

家庭の不幸と共に 恋愛の不幸も襲いかかってきた。


私が当時付き合っていた人が 私の友達と浮気をした事が発覚した。


あまり仲の良くない友達から ニヤニヤ顔で 浮気の報告をされた。


当本人は 泣いて謝ってきた。

『付き合ってる事知らなかったの。』


まだ思考回路も乙女で、幼かった私は 『知らなかったなら仕方ないよ。私は大丈夫だよ。』


本当は悲しくて仕方なかった。
だが、幸か不幸か 私は彼に対する気持ちが冷めていた。
そのため、あっさりと 身を引く事ができた。