「んー、これでいいかなぁ?」

白のニットに赤のスカート
仕上げに茶色い髪を巻き2つ結びにする

あれから転入学の手続きをして
テストを受け無事に合格した。 

「ひなた〜、準備できたぁ??」

「ママ!これ変じゃない??」

「大丈夫よ♪ちゃんと上着きなさいね。
制服がないから学校って感じがしないわね」

「そうだね、でも規則がない分嬉しいかも♪
よしっママいこう!」

「そうね、いきましょ!」

ママの赤い車に乗って
定時制のある公立高校に向かう。

どんな人が居るかなぁ、、

定時制は何歳からでも行けるため
同級生がいるか心配だった、、、

いろんなことを心配しているうちに
あっという間に学校についた

「ここね」

駐車場に車を止め、ママと中まで歩いた。

「ほんとに普通の学校なのね〜」

テストを受けた時以来2回目なる私だが
初めて来るママゎキョロキョロしてた。

「こんばんは。梶原先生から話は聞いてます
二階堂(にかいどう)です。
ひなたちゃん入学おめでとう。」

後ろからスラリとしたスタイルで
梶原先生の同級生とは思えないキレイな
大人の女性が声をかける。

「あっ先生、ひなたの母です。
これからひなたがお世話になります。」

ママと一緒にお辞儀をする。

先生もお辞儀をする。

そのあと校長室で校長先生とあいさつを交わし
入学の説明を受け、

「帰りはまた連絡してね、
頑張りなさいよ♪」

そう言ってママとお別れをした。



「ひなたちゃんそれじゃあ教室行こっか!」

二階堂先生が言う。

階段を登りながら先生は

「定時制はね、いろんな年の人がいるの
そうねぇ、最年少が15歳で最年長は29だったかしら、、」

「にっ、、、にじゅうきゅうさい?!」

「あっもちろんひなたちゃんと同い年も居るわよ♪仲良くなれるといいわね!」

ほっとしたのか不安なのか
分からないまま
2年A組と書かれた教室に
先生と入る。


「はい!皆静かにして〜
編入生つれてきたわよ〜」

教室の中全員が私を見る。


びっくりした。
まるでデパートに来たかのような
いろんなジャンルの人がいる。

メガネをかけおとなしそうな人。

ブリブリのロリータをきたツインテールの
女のコ。

はたまた少年雑誌に出てきそうな
金髪でツンツン頭の男の子

と思えば落ち着いた雰囲気のスーツをきた
男性

目がチカチカした、、

「ひなたちゃん挨拶して♪」

「しっ篠田ひなたです、、
今年17の代の16歳ですっ
よぞしくおねがいします!」

かんだ(泣)

「よぞしくだってwwかわい〜♪」

馬鹿にされて一気に顔が赤くなる、

「こらっ!
ほらっきにしないでひなたちゃん♪
ひなたちゃんの席はあそこねっ」

先生にいわれたとうりに席につく

「じゃあ今から実習よ〜
プリント配るからしなさぁい〜」

二階堂先生がプリントを配る。

「かわえーやん。」

隣の席から落ち着いた低めの声がする。

ぱっとみるとそこには

暗めの茶髪。緩いくせ毛。
綺麗な瞳をした切れ長な奥二重。
口角が上がった唇。
20歳くらいかな、
大人の雰囲気をかもしだした
イケメンが私に向かって話しかける。


「よぞしくね♪
ひなちゃんっ、ふぁぁぁぁ〜」

「なっ///」

「ちょっとーかわいそうですよ
けーたさん〜」

前の席の金髪ストレートの
いかにもギャルって感じの女の子が
そのイケメンにに声をかける、

「だって〜面白くて目が冷めたもん♪」

「理由になってませんて〜w
あっうちえりか!よろしく!ひなたちゃん、、って可愛い〜//
超目くりくりやばたん!」

いきなり話を振られてびっくりしたが
挨拶する

「はい!よろしくお願いしますっ」

「なんで敬語〜w
うちひなたちゃんとタメだよ!
敬語きんしぃー!」

「本当ですか?っぢゃなくて、本当?
すごく大人っぽいね、ひなでいいよ♪」

「まぢ〜♪
おっけ!ひなね!
んぢゃうちもえりでえーよーん♪」

「うん!」

よかった、。ぱっと見怖かったけど優しそう、






キーンコーンカーンコーン♪

はぁ、やっと授業おわった、
ここって定時制なのにチャイムなるんだ、、

そんなことを思いながら皆一斉に席を立つ
自分もつられて席を立つと

「うわっちっちゃ!何センチ?」

いきなりまた隣の男性に話かけられながら
頭をなでなでされた、

「ひゃっ!153cmデスけど、、」

ってうわあ。身長たかぁ、、
軽く180はありそうな長身。

「なーんかコロボックルみてー(笑)
じゃあな!」

いきなり頭をなでられビックリして
放心状対。
なんだったんだろう、、


「ひなっ帰ろ!」

えりに声をかけられ準備する

「けーたさんかっこいいよねぇ♪
何か大人の男性って感ぢ!」

「けーたさん?」

「そっ安倍啓太(あべけいた)さん!
22歳でなんか何とか企業の社長の息子さん
らしい!」

「22歳!?そしてなんでまた
そんなお偉いさんの息子がここに??」

「んー?わかんない!
、、もしかしてひな好きになった??にや」

ニヤニヤしながらエリが言う。

「いやいや、年上すぎだよ!
しかも今日合ったばっかだし、、
それよりもいこう!」

「それな!いこいこ♪」

そういってママに連絡して学校の外に出た。

「はっ外寒!」

「やばいね〜はっはっへっくちゅっ!」

「あはは!ひなのくしゃみ可愛い!w
ってかさ、ひなの連絡先おしえて♪」

「うん!全然いいよ!」


そのあとママに学校まで迎え来てもらい
無事に家に帰りつきベットにダイブした、


ポキポキっ
携帯がなる。

【えりだよーん!★
ひな明日も学校あるからね!
絶対きてよ?来ないと激おこだから(笑)
これからよろしくね!んじゃおやすみ!
んーまっ(o゚▽゚)】


えりがいてよかったあ。

学校にこれから行けそう。

まだちょっと不安だけど明日も頑張ろ!

ひなたはぐっすりと眠りについた。



まさかあんなことになるなんて
知るよしもなく。。。