天使狩人

毎日のように罰を受け、







蔑んだ目で見られた。







それでも、彼は成長した。







そして憎んだ。







自らを罰した天使達を。







彼は決意した。







天使狩人になる事を。







彼は天界を憎んだ。








天使を嫌った。








「狩ってやる。殺してやる。壊してやる。
アイツラの平和を」








彼は誓った。








天界は、この手で滅ぼすと。








そして手に入れた。







天使狩人の力を。







天界から抜け出した彼は、








自らを捨てた。








天使として、忌み子として生きた自分を。








これからは、天使狩人の夜として生きる。