返事なんか期待しない。

他から見たら所詮ただの落書き。

落書きに返事を書く、
そんな優しいやついるわけない。

1人って寂しいのか、
孤独ってどんなものなのか、

知りたいけれど知らなくていい。

知ったら現実に引き戻されるから。

俺の落書きによって汚された机を見て
どこからか湧いてくる満足感に浸る。

授業終了のチャイムが鳴って、
俺は科学教室を後にした。