『ねぇねぇ!遊ぼ?』

声が聞こえる。

頭に響く声。

「・・・・ごめんね。遊べないの」

『どうして?』

「勉強しないと、怒られちゃうの」

『ふぅん。じゃあ、あなたはどうしたいの?」

後ろに気配を感じた。

振り返ると、女の子が立っていた。

ふわふわの髪の毛。

赤いシンプルなワンピース。

赤い靴。

ピンクのハイソックス。

可愛い女の子が立っていた。

「ねぇ、どうなの?」