「芹〜(汗)」
「早くっ!!遅れちゃうよ?」
私は橋本彩(はしもと あや)
そして、双子のお姉ちゃん、橋本芹(はしもと せり)
私達は五年前に親に捨てられて施設にいれられてから2人で生きてきた。
母に最後に言われた言葉が「生まなきゃよかったね」だった。
ショックでショックで立ち上がれなかった。
それでも芹は側にいてくれた。
うれしかったんだ。
今、私達は中学生2年生になりました
2人仲いいです^^
いつも学校に行く時間より10分、私のせいで遅れてしまって、今走りながら登校中(笑)
「芹〜、ごめんね。
うちのせいでおくれちゃって(泣)」
「いいよ^^それよりあと3分しかないよ?(笑)急ご」
五分後…
「着いたー!!!」
「んぢゃー、彩あとでね」
私達はクラスが違うから階段を登る前に別れる
「彩さん?早く席について」
「先生!!うち、outぢゃないよね?!」
「遅刻。あーうーと」
「見逃してくれたっていいぢゃん」
私はわざと口を尖らせる
「橋本ー!!また遅刻かよー(笑)」
「うっさいな!!ばか光輝!!」
宮本光輝(みやもと こうき)
いっつもからかってくる男子。
サッカー部で人気がある。
でも彼女はいないらしい.....。
そんな光輝が好きってことは気づかれてないよね?
そう。私は小さい頃から光輝が好きなのだ
「いーから!早く席について!!」
「すいませーん」
しぶしぶ私は席に向かう。
そしてカバンをおっきい音をならしながら机に置く
「彩ー。なんであんなにかわいげがないの?」
そう喋りかけてきたのは私の親友
北川優美(きたかわ ゆうみ)
「こーきの前では素直になれないの」
「彩ー。がんばれ!!」
「うぃ」
お昼休み
「彩ー♡お昼ごはんたーべよ」
「おぉ優美!!もちろん」
私達はそういって屋上に向かった
そう。
向かってる途中だったのだ。
美術室のドアが少し開いてたから誰かいるのかなーって思って覗いてみた
「ん?彩ー?」
「優美ー。誰かいるのかな?」
「さぁ。」
「覗いてみよ(笑)」
「こそーっとだよ?♡」
そういって面白半分で覗いてみた。
そしたら光輝が見えた
「光輝がいるー♡」
私は小声で優美に言った。
その瞬間だった。真実を知ってしまったのは。
芹と光輝がキスをしていたのだ。