「えー。あと、15分くらいで 切り上げて旅館に向かいまーす!」 「はーい! ……太一。意外と様になってる。」 愛華が、感心して言っている。 「そうだね。似合うと思うよ。」 人それぞれが思い思いの買い物中。 あ、これかわいい。目に止まったのは、キーホルダー。でも、ピンクは最後だ。 ブルーもある。でも、ブルーじゃあなー。 買っちゃおうかな。どーしよー。 そのキーホルダーを、手に取ろうとしたら