「じゃあ今日は帰る?」

迷っている私を試すかのように彼は聞いてきた。不敵な笑みを浮かべている。少しムッとした私は言い返した。

「私のこと馬鹿にしてるでしょ。」

すると彼は少し驚いてまた聞いてくる。

「帰りたくないの?」

そう言われるとなぜか恥ずかしくなる。

黙った私の反応を見て彼は楽しんでいる。

全く男っていう生き物は。