「浮き沈み激しい女だな。」

ははっと笑いながら歩道橋に軽く腰かけて私を見つめてこう言った。

「いいよ。付き合っても。」

振られたとばかりまた勝手に思い込んでいたからその言葉は私をもっと嬉しくさせた。


「やったーっ!!!」

そう言って愛しい人に飛びついた。

いきなり飛びついたのでびっくりしていた彼だったがやれやれというようにもう一度頭を撫でてくれた。