今までの人生で何度かこういう境遇に陥ったことがあったが、その場合には必ず人がいたし、一人じゃなかった。 やっぱり罰が当たったんだ。 浮かれてあんな見ず知らずの男の言うこと素直に聞いて。 私きっと調子に乗ってた。 「お前いくら?」 「俺たちと遊ばない?」 「超美人じゃーん。」 こんな状況なのに美人って言ってくれるのは割と嫌いじゃない。 だがそんな悠長なことも考えていられず私は男共に手を引っ張られた。 周りは誰もいない。 嫌だ嫌だ嫌だ。 そんな時、あのイケメンが現れた。