「そ・ん・な・こ・と・よ・り、私たちの部屋は・・・・ないかな」

美兎は思いっきり話を逸らした。

「そんなことよりって・・・・死活問題なんッスけど・・・・俺にとっては・・・・まぁ、いーけどさぁ。部屋はないよ。地下ならあるけど」

「えー?地下ぁ?嫌だ!窓ないもん」

美兎が愚図る。

「いっそ、建て替えれば?金も土地も余ってるでしょ?」

海巳が呆れたように言う。

「「それだ!」」

俺と美兎は海巳を指差す。

「「それだ!じゃねーよ!(ありません!)」」

朱鬼と闇鬼がハモる。

「「俺(僕)地下にする!(します!)」」

「ダーメ♪もーきーまり♪」

美兎は楽しそうだ。

・・・・意地悪だなぁ・・・・美兎は・・・・。