「・・・・はい。リスト・・・・だよ」

手渡される資料。

「・・・・そろそろ、心臓がなくなる頃かと思ってたから・・・・」

仕事が速くていつも助かっている。

「・・・・今日も・・・・遅い?」

心配そうにたずねてくる。

今日は早めに帰るようにすると言うと、

安心したように微笑んだ。

「・・・・気を付けてね。私、待ってるから」

俺は静かに頷くと、窓から星が輝く夜空に飛び出した。