「・・・・いや、分かってくれればいいんだ。次からはやるなよ?」

「はーい」

にっこり朱鬼は微笑む。

か、可愛い・・・・。

男とは思えないくらいだ。

「?どうかした?」

「・・・・いや、別に・・・・」

朱鬼から目をそらす。

「あ、そうだ。朱鬼の部屋、案内するよ」

「僕の部屋ですか!?」

パアッと明るくなる。

「僕、自分の部屋とか持ったことないんだ~!
うわ~!楽しみ~!」

朱鬼はぴょんぴょん跳ねた。

・・・・うわぁ・・・・やばい。

楽しみにされてる・・・・。

期待に添えられれば良いけど・・・・。