今は大人しく、莉緒に任せることにしよう。それでも集まらなければ、私も集めよう。
私はそう決めて、どこから情報が漏れるのか心当たりを頭の中で徹底的に推測する。
どの情報かわからない限りは多すぎる。いつものしょうもない情報なら莉緒が慌てるはずがない。
私は頭の中で必死に片っ端から潰す。
結局残ったのは、リーダー以上、幹部以上の二つに分けられる。
それ以下なら全員が知ってる情報となる。それは莉緒が慌てるほどではない。
つまり、リーダー以上ということだ。
考えるほどでもなかった、と頭を抱えてベッドに丸くなる。
私はそのまま意識を飛ばして、深い眠りについた。
起きたときにはもう、太陽さんが昇っていた。


