「…おかしい」


俺はぼそりと呟いた。


あ、皆さんはじめまして。

早川霧斗です。


高校2年です。


何がおかしいのかというと…


「里奈!今日一緒に帰れる?」


俺は鞄を手に、教室からでようとしている彼女に声をかけた。